最新ポータブル電源の性能が気になってしょうがないポタブルンです。
2022年5月に発売の最新ポータブル電源2台をライバルのポータブル電源達と比較します。
JackeryとAnkerは、実績があり信頼できるメーカーです。
2機種とも、業界最長の5年保証が付きます。
性能面では、ライバルと比較してどうなのか、忖度なし・辛口で見ていきます。
本記事を作成にあたり不確かな性能に関して、メーカーに確認して作成しています。
それでは、二機種の簡単なスペックを見ていきましょう!
2022年5月発売の最新ポータブル電源の2機種を紹介
Jackery 2000 Pro
まずは、Jackery 2000 Pro
- 容量2160Wh、出力2200W
- 三元系リチウムイオン電池搭載のサイクル1000回
- AC充電2時間でフル充電
- 独自評価、4.1です。
早速、辛口になってしまいますが、
Jackeryの新製品は、遂に「リン酸鉄リチウムイオン電池」を搭載してくれるのか?と期待していたのですが、三元系のため、残念でした。
また、専用アプリがないなど、Jackeryは、業界の変化に少し遅れ気味に感じます。
Anker 757 Portable Power Station
次に、Anker 757 Portabe Power Station
- 容量1229Wh、出力1500W
- リン酸鉄リチウムイオン電池搭載のサイクル3000回
- AC充電1.5時間でフル充電、UPS(無停電電源装置)
- 独自評価、4.4です。
超大容量クラス2000Wh以上の新製品が多い中、ちょうど良い容量出力の製品を出してきました。
Anker は、購入後のカスターマーサポートが最も優れいていると感じます。また公式サイト上でリアルタイムでチャットが可能です。
本動画作成するにあたり、チャットを利用したのですが、対応が的確で迅速でとても感心しました。
保証5年と合わせると、安心感は最も優れているでしょう。
Jackery 2000 Proと容量2000Whクラスを比較
比較する機種は、左から、
- Jackery の 2000Pro定価 ¥285,000
- BLUETTI の AC200MAX 定価¥249,000
- EENOUR の P2001 定価¥218,800
- EcoFlow の DELTA MAX2000 定価¥242,000
選んだ基準は、超大容量2000Wh以上で超高出力2000W以上、価格が約22万~28万円です。
Jackery 2000 Proとライバルの比較表
比較表です、薄いオレンジの部分が優れる項目です。
まず、ポタブルンで最も重要としている「安全性とサイクル数に優れるリン酸鉄リチウムイオン電池」を搭載しているは、中央の二機種、BLUETTI AC200MAXとEENOUR P2001です。
Jackery 2000Proは、リン酸鉄シフト真っ只中での新製品ですが、三元系リチウムイオン電池を搭載しています。
続いて、容量は、Jackery 2000Proが最も多く2160Whです。他の3機種も2000Wh以上なので、誤差は160Wh未満です。
出力は、EcoFlow DELTA MAX2000が最も高く2400Wです。Jackery 2000Proは、2200Wなので、誤差200W。
AC充電は、4機種とも早く1.5時間~2.5時間です。
ソーラー入力は、Jackery 2000Proが最も高い1200Wで、とても優れています。
Jackery の ソーラーパネル Solarsaga 200を6枚繋ぐことで、最速2.5時間で満充電ができます。
UPS・EPS機能は、EENOUR P2001とEcoFlow DELTAMAX2000が対応しています、停電時のパソコンの保護などに利用ができます。
Jackery 2000Proの優れいている点は、容量とソーラー充電性能です。
Jackery 2000 Proの結論
Jackery 2000Proの結論です。
おすすめできません。保証5年はとても素晴らしいと思います。しかし、三元系からリン酸鉄へシフトが起きている中でなぜ、三元系なのか?が疑問です。
三元系リチウムイオン電池搭載機種でも安全装置があることで、基本的には発火などは起きない。
しかし、ぶつけたり落としたり・高温の車内に放置したり、水に濡れたり、などにより、内部電池が破損してしまった場合、時間が経ってから発火する可能性があります。
正しい使い方をすれば問題ないとされていますが、持ち運ぶ以上、何があるか分りません。
リン酸鉄の安全性や寿命、その他の利点を考えると、リン酸鉄の採用が望ましい。さらに、利用する私たちにとって、安全性が高いことは、利用時の安心感につながります。
緊急時に、慌てて重いポータブル電源を持ち運ぶことを考えると、大容量の重い機種ほど、リン酸鉄が望ましいと考えています。
次に価格が高いこと。先ほど比較した3機種は、容量出力クラスが同じですが、Jackery 2000Proより3万~6万以上安い。
BLUETTI AC200MAXとEENOUR P2001は、セール時に20万円を切ります。
厳しい結論になってしまいましたが、発信者として紹介する以上、熱安定性に優れ、発火のリスクが少ないリン酸鉄リチウムイオン電池を搭載している機種を推奨しています。
Anker 757 Portable Power Stationと容量1200Wh~1500Whクラスで比較
比較する機種は、左から、
- Anker 757 Portable Power Statione 定価169,000
- EcoFlow EFDELTA 定価139,500
- Jackery 1500 定価152,830
選んだ基準は、大容量1200Wh~1600Whで高出力1500W~1800Wの価格が約14~17万円です。
Anker 757とライバルの比較表
比較表です、薄いオレンジの部分が優れる項目です。
まず、リン酸鉄リチウムイオン電池を搭載している機種は、Anker 757のみです。
続いて、AC出力電圧が日本の規格100Vは、EcoFlow EFDELTAとJackery 1500の二機種です。
Anker 757は110Vですが、Ankerカスタマーサポートの回答としては、消費電力が上がる以外の問題なく、過去にトラブルの報告がないとのことです。
例えば、100V/5Aの製品を100Vのポータブル電源で利用した場合は、500Wですが、110Vのポータブル電源で利用した場合、550Wの消費電力になります。ポータブル電源は容量が限られているため、消費電力が上がってしまうのは、マイナス点です。
さらに、110Vでも上下誤差があります。実際に、Anker PowerHouse II 400では、114Vありました。さらに消費電力が高くなります。
僕も今まで110Vのポータブル電源を使ってきて、問題が起こったことはありませんが、リスクとしては、電化製品が故障したり、寿命が短くなったり、普段と違う動作、異常発熱、異臭が起こる可能性がありますのでご注意ください。
もし、Ankerのポータブル電源で利用したことが原因で故障した場合は「トラブルの内容を精査し然るべき対応をする」と回答がありました。
続いて、容量と出力はJackery1500が優れます。
AC充電は、Anker 757とEcoFlow EFDELTAが優れます。
ソーラー入力は、EcoFlow EFDELTAとJackery 1500が優れます。
UPS機能は、Anker 757のみ
Anker 757の優れいている点は、電池の種類、AC充電性能、UPS機能が付いていることです。
Anker 757の結論
Anker 757の結論です。
おすすめできます。まずメーカーの実績・信頼は圧倒的、また保証5年とサポートの手厚さが何よりも決めてとなります。
さらに、リン酸鉄リチウムイオン電池で安全性やサイクル数の向上。
しかし、気になる点はやはり、電圧110Vです。利用する家電が100Vの場合、消費電力が増える要因となるため、100Vにして欲しかった。
大容量高出力クラスのポータブル電源では、100V家電を利用するケースが多いため、残念です。
Anker 757を購入する前に、メインで利用する電化製品の電圧を確認して、100Vの場合、消費電力が大きくなることを踏まえて、必要な容量の計算をした方がいいでしょう。
また、AC充電性能は高いですが、ソーラー充電は200Wまでなので、アウトドアで容量不足の場合、充電しながらの利用が乏しくなります。
定価169,900なので、Jackery 2000Proの結論でも言いましたが、製品のスペック価格で選ぶ場合、EENOUR P2001やBLUETTI AC200MAXの方が良いと考えます。
もちろん、保証やサポートで選ぶ場合は、圧倒的にAnkerをおすすめしています。
まとめ
以上で「新製品のJackery 2000ProとAnker 757 Portable Power Stationを辛口でライバルと比較」してきました。
正直、ぜひ購入した方がいい!とは言いにくいポータブル電源でした。
まだまだ、製品の品質や価格とメーカーの保証やサポートの両立が圧倒的なメーカーはいません。
特にサポート面で優れるAnkerのように、正社員が迅速な対応を各メーカーがしてくれれば良いのですが、まだ先の話になるでしょう。
本動画でも、EENOUR P2001とBLUETTI AC200MAXが製品の性能と価格のバランスが良いことが分かりました。