どうも、ポタブルンです!
今回、実機レビューする「EcoFlow GLACIER(グレイシア)」は、冷蔵庫と製氷機と電源の3つを集約した持ち運び可能なポータブル冷蔵庫です。
今まで、ポータブル冷蔵庫を何台か使ってきたんですが、満足行く商品に出会えず、諦めかけていたところ、EcoFlowから製氷機を搭載したポータブル冷蔵庫が発売する!とのことで、やっと期待通りのポータブル冷蔵庫に出会えるかもしれないと、とてもワクワクしています。
EcoFlowさんにGLACIERの実機をレビューさせてください!とご連絡して、製品をご提供して頂きました。
とはいえ、忖度なしで、客観的なレビューを行なっていきます!
記事の前半で「EcoFlow GLACIERのスペックや特徴」、後半で「EcoFlow GLACIERの実機レビューテスト」を解説しています。
検証サマリ
- 製氷Lサイズ:7〜8%消費
- 急速冷凍モード:4℃→ -25℃、45分、16%消費
- 保温通常モード:10分で3〜4%
- 保温エコモード:10分で2%
※検証の詳細は、EcoFlow GLACIERの検証テストをご覧ください。
本記事を制作の為、EcoFlow GLACIERの貯蔵庫内に温度計を設置して、温度の推移や時間、バッテリー残量を計測しています。
EcoFlow GLACIERが欲しい理由
私がなぜこんなに「EcoFlow GLACIER」の発売を待ち望んでいたのか?というと、夏の車中泊キャンプで氷を買う手間がなくなるから。
- 製氷機付きで氷を買う手間がなくなる
- 着脱式バッテリーでコードレス最長40時間稼働できる
- 豊富な充電方法、特にソーラーパネル充電ができる
EcoFlow GLACIERは、製氷器と着脱式バッテリーを搭載した世界初のポータブル冷蔵庫です。
120Wの強力なコンプレッサーを搭載しているので、わずか12分で18個の氷を作ることができます。家庭用の冷蔵庫並み。
また、着脱式バッテリーは、容量298Whで最大40時間の連続稼働を行えるのも魅力的です。
EcoFlowは、ポータブル電源でも市場ニーズを製品に落とし込むのが上手で、RIVER2シリーズやDELTA2は、各容量クラスでバランス良く人気モデルとなっています。
そんなEcoFlowから発売されたポータブル冷蔵庫GLACIERを、夏の車中泊キャンプのスタメンにしたいと思っているので、スペックと実際の使い心地はどうか?を徹底的に解説していきます。
エコフロー グレイシア
EcoFlow GLACIERの詳細スペック
では、EcoFlow GLACIERと専用着脱式バッテリーパックの詳しいスペックを解説していきます。
EcoFlow GLACIERの仕様
貯蔵スペース | シングルモード38L、デュアルモード36L |
---|---|
外寸 | 776×385×445mm |
重量 | 23kg |
冷却性能 | 120W |
温度設定 | -25℃〜10℃ |
防水等級 | IPX4 |
運転音 | 保温時42dB、製氷時52dB |
保証 | 通常1年、保証登録で2年まで延長 |
貯蔵スペースの容量は、シングルモードで38L、デュアルモードで36L。
外寸は、横776mm、奥行き385mm、高さ445mm
重量は、23kg、左右にハンドルが付いているので比較的持ち上げやすい。オプションパーツでキャリーケースの様にタイヤとハンドルを取り付けることができます。
冷却性能は、120Wコンプレッサーを搭載しています。従来の製品だと45W〜60W程度なので、単純に倍性能。
温度設定は、-25℃〜10℃まで可能(他社製品は、-22℃〜10℃までが多い)
防水等級は、IPX4なので、いかなる方向からの水の飛沫にクリアしています。
運転音は、保温時42dB、製氷時は52dB。保温時の音は、車内で寝れる範囲なので比較的静か。
保証期間は、通常1年ですが、保証登録することで2年まで延長可能です。
また、製品保証登録することで、エコフローのエコポイント1000ポイント貯まります。1000ポイントは7000円分のクーポンと交換できるので、次回の購入で使用できます。オプション品の購入などに使えます。
付属品は、本体、取扱説明書、保証書、製氷機の氷を取り出すスコップ、ACケーブル、シガーソケットケーブルです。
EcoFlow GLACIERの着脱式バッテリーパック
容量 | 298Wh |
---|---|
寸法 | 245×92×68mm |
重量 | 1.8kg |
充電性能 | |
AC(180W) | 2時間15分 |
シガーソケット24V | 2時間7分 |
シガーソケット12V | 4時間 |
ソーラーパネル240W | 2時間5分 |
USB-C:入力 | 100W(20V/5A)4時間 |
USb-C:出力 | 100W(5,9,12,15,20V/5A) |
電池素材 | 三元系リチウムイオン |
サイクル寿命 | 800回以上(80%+) |
EcoFlow GLACIERの製氷機側の背面から脱着可能です。
ポータブル電源「EcoFlow RIVER2 Max」の12Vシガーソケットから充電したら、出力95W程度でした。
ハイエースキャンピングカーの車内にあるAC出力から充電したら、出力196W程度でした。
EcoFlow GLACIERの特徴4つ
- 大容量38Lの貯蔵スペースは自由にカスタマイズ可能
- 急速冷凍モードでわずか15分で30℃→0℃
- 製氷機では、12分で18個の氷を作れる
- 着脱式バッテリーは、豊富な4種類の充電ができる
それぞれ詳しく解説していきます。
大容量38Lの貯蔵スペースは自由にカスタマイズ可能
貯蔵庫は、シングルモードで38L、デュアルモードで36Lです。
シングルモード38Lの場合、330mlの缶が60缶収納できます。
デュアルのモードの場合、左右それぞれ温度設定が可能な為、-25℃〜10℃の範囲で冷凍と冷蔵を組み合わせて食材を最適な温度で保管が可能。
中央の仕切り板を外すことで、液晶パネルとアプリ上で連動して、シングルモードとデュアルモードの温度設定に切り替わります。
仕切り板は、フタの背面に脱着できる設計になっている為、仕切り板を別で保管しておく必要がなくスマートです。
急速冷凍モードでわずか15分で30℃→0℃
6℃から-20度まで、20分で下がりました。
EcoFlow GLACIERは、強力な120Wコンプレッサーを搭載している為、急速冷凍が可能。
従来のポータブル冷蔵庫は、45W〜60W程度のコンプレッサーなので、単純に2倍のスペックを誇ります。
120Wコンプレッサーは、家庭用の冷蔵庫と同じレベルなので、いかに強力か分かります。
スーパーに食材を買い出しに行く際に、車内に置いたEcoFlow GLACIERの設定温度を下げてから、買い物に行けば、帰ってくる頃には、設定した温度まで下がっていることでしょう。
夏のアイスや冷凍食品、生物など傷まずに保存できるのは、とてもありがたい。
製氷機は、12分で18個の氷が作れる
EcoFlow GLACIERの製氷機のすごい点は、製氷の速さにあります。
従来の製氷とは違い、鉄の熱伝導率の高さを利用して、高速で氷を作る仕組みを実現しています。
従来のポータブル冷蔵庫でも庫内を冷凍にすることで、氷を作ることはできますが、とても時間がかかります。時間がかかるなら、コンビニやスーパーで買った方が時短で楽です。
しかし、残った氷はかさばり、捨てる手間もあります。
EcoFlow GLACIERの製氷機では、氷のサイズを2種類から選べるので、1杯分だけ作りたい!というニーズに最適で、ちょうど良い量で無駄がないのが良いポイントです。
貯蔵庫を冷凍にしておくことで、氷を保存することも可能なので、たくさん氷を作ることも可能です。
着脱式バッテリーは、4種類の充電方法
従来のポータブル冷蔵庫のデメリットは、電力の供給がないと動かすことができなかったこと。
車中泊キャンプでは、ポータブル電源のACやシガーソケットで給電するのが一般的ですが、ポータブル電源の電源が切れてしまったら、ポータブル冷蔵庫の電源も落ちてしまいます。
EcoFlow GLACIERは、充電しながら稼働させることができる為、万が一、ポータブル電源の電源が落ちたり、車のシガーソケットから給電していた場合はエンジンを切っても、最長40時間動き続けてくれます。
また、ソーラーパネルから充電もできたり、USB-Cから充電も可能です。
豊富な充電方法があることで、利用シーンに最適な充電ができるので、うっかり電池残量がなくなる問題を回避しやすくなります。
EcoFlow GLACIERの検証テスト
- 急速冷凍モードの時間と消費電力
- 製氷機で氷を作る際の消費電力
- 通常モードで保温する際の消費電力
- エコモードで保温する際の消費電力
急速冷凍モード:時間とバッテリー消費量
4℃→-25℃まで45分掛かり16%消費しました。
経過時間 | 庫内温度 | 電池残量 |
---|---|---|
開始 | 4℃ | 84% |
2:30 | 0℃ | 83% |
5:00 | -3℃ | 81% |
7:30 | -6℃ | 80% |
10:00 | -8℃ | 79% |
12:30 | -11℃ | 78% |
15:00 | -13℃ | 78% |
18:00 | -15℃ | 78% |
20:00 | -16℃ | 76% |
22:30 | -18℃ | 75% |
25:00 | -19℃ | 74% |
27:30 | -20℃ | 73% |
30:00 | -21℃ | 72% |
32:30 | -21℃ | 72% |
35:00 | -22℃ | 71% |
37:00 | -23℃ | 70% |
39:00 | -23℃ | 70% |
40:00 | -23℃ | 69% |
42:30 | -24℃ | 68% |
45:00 | -25℃ | 68% |
製氷機:時間とバッテリー消費量
Lサイズの製氷1回に約7〜8%消費しました。
製氷サイズ | 製氷開始 | 製氷完了 | 切り離し | 消費合計 |
---|---|---|---|---|
Lサイズ | 100% | 94% | 93% | 7% |
Lサイズ | 93% | 86% | 85% | 8% |
製氷時の音量は、52dB程度でした。
通常モードで保温する際の消費電力
30分間の消費テストで、10分で3〜4%消費することが分かりました。
経過時間 | 温度 | 電池残量 |
---|---|---|
開始時 | -25℃ | 67% |
5:00 | -25℃ | 65% |
10:00 | -24℃ | 64% |
15:00 | -25℃ | 62% |
20:00 | -26℃ | 60% |
25:00 | -26℃ | 59% |
30:00 | -26℃ | 57% |
エコモードで保温する際の消費電力
30分間の消費テストで、10分で2%消費することが分かりました。
経過時間 | 温度 | 電池残量 |
---|---|---|
開始時 | -28℃ | 57% |
5:00 | -27℃ | 56% |
10:00 | -27℃ | 55% |
15:00 | -27℃ | 54% |
20:00 | -27℃ | 53% |
25:00 | -27℃ | 52% |
30:00 | -27℃ | 51% |
EcoFlow GLACIERのメリット・デメリット
実際に使ってみて、もちろんデメリットもありますが、ライバルの多いポータブル冷蔵庫の中で最も使いたいポータブル冷蔵庫となりました。
僕は今年の夏から、EcoFlow GLACIERをハイエースに積んで、快適な車中泊旅を楽しみたいと思います。
今回は、お酒(イェガーマイスがーの炭酸割り)とスムージー(バナナとドラゴンフルーツ)を作りました。
メリット
- 車中泊キャンプで氷を買いに行く手間がなくなること
- 使うシーンに合わせて貯蔵スペースをカスタマイズできること。
- 着脱式バッテリーでコードレス&エコモードで最長40時間稼働できること。
- 豊富な充電方法があること。
- EcoFlowアプリで遠隔操作、設定、製氷などが行えること。
デメリット
- 高性能&大容量だけど、やっぱり重いデカい。
- 製氷後に、氷を取り出す手間がある。
EcoFlow GLACIERのよくある質問
エコフローポイントからクーポンをゲットする方法
エコフローの公式サイトで「エコポイント」が導入されたことにより、メルマガで配布されているクーポンよりもかなりお得に購入できる様になりました。
しかも、公式のエコフローセールと併用できるのもありがたい。
誰でも直ぐにエコポイント1000円ゲットできて7000円分Oクーポンと交換できちゃいます。セールと組み合わせてめっちゃ安く買える。
エコポイントからクーポンをゲットする流れ
まずは、公式サイト(jp.ecoflow.com)でメールアドレスとパスワードを記入してログインor新規アカウント作成をする必要があります。
ログインすると、上部右側にプレゼントのようなアイコンが現れるので、タップ。すると、エコポイントページに移動します。
新規登録するとまず500ポイント、その他プロフィール情報を記入したり、アイコン画像を設定することで、1000ポイントほど貯まります。
既に、エコフローのポータブル電源を持っている方は、保証登録をすることで1000ポイント貯まります。
【エコポイントの貯め方】
- 新規登録で500ポイント
- プロフィール作成で1000ポイント
- 保証登録で1000ポイント
- メルマガ登録
- 公式サイトでお買い物
150円につき1ポイント
エコポイントは、還元率が高く、例えば1000エコポイントでサイト上で利用できる7000円分クーポンと交換可能です。
2000エコポイントは、なんと14,000円分のクーポン。
一度の購入でクーポンの併用ができない為、注意してください。
クーポン発行ができると、専用コードが表示されます。コピーをしたり、メモ帳にコピペしておきましょう。
エコフローのポータブル電源やその他周辺機器を買い物カゴに入れ、購入に進み、クーポンコード記入欄で入力すれば割引が適応されます。
エコポイントは、クーポン以外の特典とも交換できる
エコポイントは、クーポンの他にキャンプギアやギフトカードと交換できます。
しかし、キャンプギアやギフトカードは、それなりにポイントを貯めないと交換できない為、賢い使い方ではありません。
クーポンに利用するのが、最もおすすめです。
まとめ
以上で、EcoFlow GLACIERの実機レビューと検証テストを行ってきました。
私のように「製氷機付きのポータブル冷蔵庫が欲しかった!」という方は、特におすすめのポータブル冷蔵庫です。
また、着脱式バッテリーは、さまざまなシーンで最適な充電ができるので、電源残量がなくなる頻度が減り、稼働し続けられるのもEcoFlow GLACIERの優れる点です。
私は、早速、ハイエースに積んで車中泊を楽しんでいきます。
最後まで読んで頂きありがとうございます。製品実機を持っていますので、質問があれば、YouTubeのコメントやLineから気軽にしてください。