かなり安く変えるので、チャンス!
遂に、リン酸鉄を超える電池素材「半固体リン酸鉄リチウムイオンバッテリー」を搭載したポータブル電源がやって来ました。
遂に、EV用充電池メーカーがポータブル電源業界に参入してきました!
ポータブル電源は、バッテリー密度に優れる三元系から始まり、安全性とサイクル寿命に優れるリン酸鉄にシフトしてきました。
そして、今回、リン酸鉄の欠点である、バッテリー密度を改善し、発煙も発火もしない、800℃まで耐える電池素材「半固体リン酸鉄リチウムイオンバッテリー」を採用した「DBS2300」という超大容量ポータブル電源がEV用充電器メーカーから発売されました。
本記事では、そんな別次元の安全性能を持つDABBSSONのポータブル電源「DBS2300」を徹底的にレビューしていきます。
ポタブルンのポリシーである、視聴者ファーストで安全性の高いポータブル電源を忖度なしで徹底紹介していきます。
はじめに、とても重要なことをお伝えします!
ポータブル電源に関連する火災事故は、毎年起こっています!
災害大国の日本において、停電対策、災害時の電力確保、電気代高騰により節電対策など、ポータブル電源の需要は年々増しています。
セールで安く買えるから、有名YouTuberが紹介しているから、口コミが良いからという理由で、内蔵されているリチウムイオン電池の種類を調べずに購入してしまうと、最悪の事態になる可能性もあります。
事故情報データバンクシステムでポータブル電源に関連する火災事故を検索できますが、2023年度で既に22件発生しています。
具体的なメーカー、製品は記載されていないので、どの機種で起こったのか?が不明です。
自分が使っているポータブル電源が火災のきっかけになるかも、と考えると、怖くて使えないですよね。
だからこそ、ポタブルンでは、安全性の高い電池素材を搭載しているポータブル電源のみを紹介するルールにしています。
また、メーカーさんの情報を調べ、企業として信頼できるか判断したメーカーのみ動画制作をしています。
今回紹介する、DABBSSONのDBS2300は、高い安全性と性能が求められるEV用充電器業界で世界シェアを取ったメーカーが開発したポータブル電源です。
だからこそ、ポタブルンでは、安全性の高い電池素材を搭載しているポータブル電源のみを紹介するルールにしています。
また、メーカーさんの情報を調べ、企業として信頼できるか判断したメーカーのみ動画制作をしています。
今回紹介する、DABBSSONのDBS2300は、高い安全性と性能が求められるEV用充電器業界で世界シェアを取ったメーカーが開発したポータブル電源です。
- 開封・スペック・外観
- 半固体リン酸鉄リチウムイオン電池と角形セルについて
- アプリでできること
- 出力と充電テスト
- EPSテスト
- ライバルと比較
- まとめ
DABBSSON DBS2300の性能・スペック
- DABBSONのDBS2300
- 容量:2330Wh~拡張最大容量8330Wh
- 容量3000Whのエクストラバッテリーを2台まで接続可能
- 定格出力:2200W、最大瞬間出力4400W、
- P-Boost:2400W
- 電圧:100V、110V、120Vとアプリで切り替え可能
- バッテリー種類:角形セルの半固体リン酸鉄リチウムイオン電池
- 充放電サイクル:約4,000回以上(80%以上)
- ソーラー発電入力:600W(12~60V)
- 重量:約24.6kg
- EPS対応:15ms以内で切り替え
このスペックで重量24.6kgは、かなり軽量。半固体リン酸鉄だから実現できます。例えば、Jackeryの最新リン酸鉄モデル2000 Plusは、容量2048Whで重量27.9kgです。
ポータブル電源は、いかに軽量コンパクトか?が特に重要になってくるので、バッテリー密度が高く、内部に無駄なスペースが生まれない、且つ、安全性の高い電池素材を搭載するのが、最適解なので、半固体リン酸鉄は、まさにポータブル電源に必須な電池と言えるでしょう。
高い安全性と性能が求められるEV用充電業界で世界シェアを獲得しているDABBSSONだから、従来のポータブル電源にはない、異次元の安全性、高性能を実現できています。
ポータブル電源のトップメーカーも、急いで半固体リン酸鉄を採用した最新モデルを開発製造しないとですね!
DABBSSON DBS2300 付属品
開封が終わったので、付属品を見ていきます。
ポータブル電源本体、ソーラー充電ケーブル、シガーソケット充電ケーブル、AC充電ケーブル、ユーザーマニュアルと保証書が含まれています。
DABBSSON DBS2300 外観
続いて、外観を見ていきます。
落ち着いたカラーで、シンプルな設計なので、あらゆるニーズに合ったデザインで使いやすいと思います。
正面には、液晶ディスプレイ、LED、USB-A 12W2口、18W1口、USB-C 60W2口、100W1口、シガーソケット126W1口、アンダーソン1口、DC5521 2口
デバイスのアップグレードポート、IOTボタンなどがあります。
液晶ディスプレイは、トップメーカーと同じ仕様で、見やすくシンプルな設計です。
側面には、AC出力2200W5口、ソーラー充電ポート、AC充電速度調整ボタン、ECOモード切り替えボタン、充電過負荷保護ユニット
出力ポートは、豊富でバランスが良いので、自宅、オフィス、アウトドアなどの様々なシーンで不自由なく利用できます。
反対側の側面には、拡張エクストラバッテリーポートが2口あります。
上面は、フラットなので、拡張バッテリーを乗せたり、充電中のデバイスを置くこともできます。
半固体リン酸鉄リチウムイオン電池とは
半固体リン酸鉄電池と角形セルについて解説していきます。
まず、一般的なリチウムイオン電池は、正極と負極、中央にセパレーター、その間を埋める電解液で構成されています。
リチウムイオンが電解液の中を通って、正極、負極を移動することで、蓄電したり放電したりすることができます。
この電解液は可燃性の有機溶媒が用いられることが多く、発煙、発火リスクがあります。
半固体電解質にすることで、衝撃や破損による流動性を下げることで、電解液のような液漏れ、発煙、発火を抑制でき安全性が格段に上がります。
通常のリン酸鉄でも安全性は、三元系に比べて格段に上がっていますが、半固体リン酸鉄だと、発煙や温度上昇もしない為、圧倒的な安全性を誇ります。
角形セルとは
また、DBS2300に搭載されている半固体リン酸鉄バッテリーの形状は、角形の為、従来のポータブル電源に搭載されている円柱型よりも、バッテリー同士の接点を75%以上削減することで、安全上のリスク、エネルギーロスの原因を低減しています。
同容量クラスでの比較では、DABBSSONが接点28に対して、円柱型は接点125で4倍以上の差となりました。
内部構造が複雑になれば、故障リスクも高まるので、いかにシンプルな設計を実現できる電池素材を選ぶことが重要です。
リン酸鉄の半固体、角形セルの組み合わせは、理想的ですよね。
DABBSSONのアプリでできること
DBS2300は、スマホ連携(WiFi、Bluetooth)でモニタリングや操作、設定ができます。
アプリの上部は、ポータブル電源の温度と湿度を確認できます。
下部には、出力、入力、バッテリーの3つの項目があり、それぞれ値を確認したり、オンオフできます。
右上の歯車アイコンをタップすると、AC充電入力値の設定や、液晶やAC、DCの待機時間の設定もできます。
また、製品のバージョン確認とアップデートも行える為、システムに不具合があった場合、将来的に改善されていくと思います。
AC出力テスト
続いて、AC出力テストを行なっていきます。
定格2200W、P-Boostで2400Wまで対応可能なので、1000W以上の家電を同時に動かすことができるのか?テストしていきます。
利用する家電は、IH調理器、電気ケトル、トースター、ドライヤーです。
2台利用した場合、2200W~2400W程度なので、DBS2300のAC出力スペック、ギリギリで動作テストしていきます。
IH調理器と電気ケトルを同時に動かすと、約1800W程度で動かすことができました。
ドライヤーとトースターを同時に動かすと、1900W〜2600Wの間を上下していました。
トースターの特性で一時的に2600Wまで上がっていましたが、DABBSSON DBS2300は、瞬間最大4400Wなので、一時的な2200W以上の出力なら、止まることなく動かし続けることができます。
実容量テスト
AC出力を使って、実容量テストを行います。
リチウムイオン電池は、完全に放電してしまうと、劣化、故障の原因になる為、多少残量を残す設計になっています。
残量が残っていても、液晶上では0%と表示されます。
今回、出力1500W程度で別のポータブル電源へAC充電をして計測していきます。
計測器は、SwichBotプラグミニを使って、消費電力をモニタリングしていきます。
このSwichBotを使うことで、ポータブル電源の充電開始&終了時間をカスタマイズできるので、電力会社の夜トクプランなどと組み合わせることで、節電対策もできます。
表記上の容量は2,330Whに対し、1,960Wh出力できたので、約84%程度使えることが分かりました。
ACでの実容量、変換効率は、70~80%程度が平均値なので、良い結果でした。
EPS(非常用電源)のテスト
続いて、EPS(非常用電源)のテストを行います。
モニターをポータブル電源に繋ぎ、停電による、家庭用AC出力が遮断されるシーンをテストしてみます。
今回は、テストの為、AC充電ケーブルを手動で抜きます。
EPSがうまく作動すれば、液晶はついたまま、何も変わりません。
では、AC充電ケーブルを抜きます。
問題なくEPSが作動しているので、液晶モニター、テレビ、Wi-Fiなど、停電で切れてほしくない機器に接続して利用できます。
実際にEPS対策したい機器に、接続して一度テストしてから運用した方が確実です。
DABBSSON DBS2300を実際にデスクに設置
USBポートも豊富なので、作業部屋に設置して、実際の利用シーンを作ってみました。
僕は、Web系のフリーランスなので、自宅のデスクや車中泊旅中は、車内でパソコン作業をしています。
USBポートが豊富なメリットは、ACポートに変換アダプターを繋ぐ必要がない為、DC→AC変換ロスが生まれないこと。
また変換アダプターを持ち運ばなくて良いので、荷物が減ってスマートになります。
ちなみに、シガーソケットにUSB変換ソケットを繋ぐことで、USBポートを増やすことができます。
この変換ソケットは、普段、車のシガーソケット口に接続して使っています。とても便利なので、合わせておすすめです。
デスク周りの家電デバイスを全てポータブル電源に繋いでみました。
普段からポータブル電源を利用するメリットは、急な停電や災害などの緊急時に、フル充電の状態で使えることです。
また、すぐにアクセスできるので、押し入れや倉庫から引っ張り出す手間がなく、湿度や温度、過放電の影響による、バッテリー劣化や故障のリスクを回避できます。
超大容量2000Whクラスと比較
では、同容量クラスで人気のDELTA 2 MaxやJackery 2000 Plus、Anker 767と比較していきます。
DABBSSONのDBS2300は、容量2,000Wh以上の超大容量クラスに属します。
ポタブルンでは、独自評価データベースを作っていて、半固体リン酸鉄の登場により、評価軸を修正し最適化しました。
独自評価の平均点は、DABBSSONのDBS2300がクラストップ評価の4.5となりました。
従来のリン酸鉄よりも安全性が格段に上がったことにより、安全性の評価がライバルよりも優れています。
また、半固体電池の特徴である、無駄なスペース低減により、サイズ3片合計が唯一、1000mm切る結果となりました。
ライバルよりも容量300Whほど多いのに、重量24.6kgと軽量なことが分かります。
出力2400Wで、平均値。
電池種類は、DBS2300が半固体リン酸鉄で、最も優れます。
サイクル数も、4,000回(80%)で優れています。
その他の性能は、ほぼ同じでパススルー、アプリ連携、EPS対応
セール価格も最も優れていて、182,354円。
費用対容量は、圧倒的にコスパ高い78円となりました。
もちろんスペックだけで判断するのは難しいですが、ライバルと並べることで、優れいていることが分かります。
メリットとデメリット
DBS2300を使ってみて、良かった点と残念な点(こうだったら良かった)を解説します。
まず良い点は、
EV電池業界で実績あるメーカーが作ったブランドであり、ポータブル電源であること。
ポータブル電源は、年々需要が増している為、OEMで実績ないブランドが多数参入してきています。
DABBSSONを作ったメーカーは、高い安全性と性能が求められるEV用電池業界で世界シェアを獲得した実績ある企業なので、安心して利用できる。
また、従来のリン酸鉄よりも安全性の高い、発煙も発火も温度上昇もしない半固体リン酸鉄を搭載したことにより、圧倒的な安全性とサイクル寿命。
さらに、角形セルにより、同容量クラスと比較して、軽量コンパクト
そして、価格が安く、費用対容量が78円でかなりお買い得です。
容量2000Whクラス帯で敵なしです。
残念な点は、この価格帯で正直ないですが、しいてあげるなら、P-BoostでAC出力3000Wまで対応して欲しかった。
同容量のJackery 2000 Plusは、AC出力3000Wなので、AC出力だけでみると劣ってしまいます。
また、USB-C100Wがもう一口欲しかったです。
リモートワーク、ワーケーションで複数人でノートパソコンを使う場合、USB-C100Wが2口あると、とても助かります。
まとめ:2000Whクラスで敵なし
最新ポータブル電源「DBS2300」を徹底レビューしてきました。
現在、市販化されているポータブル電源の中で、安全性が別次元で、サイクル寿命も長いポータブル電源であることが分かりました。
しかも、ライバルと比較して圧倒的に、価格が安く、費用対容量も良いので、コスパ最強と言って良いのではないでしょうか。
Amazonでかなりの値引き率!チャンス