どうも、ポータブル電源の専門チャンネル「ポタブルン」を運営している「菅原拓也」です。
今回は、ポータブル電源のトップメーカーの一つ、BLUETTIの新製品「AC50B」を徹底解説していきます。
容量448Whで出力700W(電力リフト1000W)で出力が高めな片手で持てる小型ポータブル電源です!
小型でありながら、電気ポットなど1000Wまでの電力負荷に対応できるので、アウトドアで電気を使って時短調理したい!という方にオススメできます。
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また、Bluettiは、ラインナップが多すぎて、自分にあったポータブル電源を選ぶのが難しい!という声を多くいただきます。
今回は、AC50Bと容量や出力近い、1000Wh以下のACシリーズを比較しながら、どの機種がおすすめできるのか?も後半で解説していきます。
この記事で分かることは、
- 製品のスペック
- 出力ポート
- すごい特徴まとめ
- 使用テスト
- 比較
- メリット・デメリット
- どんな方におすすめか?
- セールやクーポン情報
- まとめ
BLUETTI AC50Bのスペック
まず、スペックを見ていきます。
リン酸鉄リチウムイオン電池搭載、容量448Wh、定格出力700W、電力リフト時1000W。
AC充電、45分で80%、70分で100%。
ソーラー入力は、最大200W、12V~28V、8.5A。
サイズは、280mm、200mm、220mm、合計700mm。
重量、約7.5kg。
アプリ対応、WiFIとBluetoothの両方で接続できます。
出力ポート
続いて、出力ポートを見ています。
正面の右側にAC2口。
中央の下にUSBポートがまとまっていて、左側にUSB-C2口(各最大65W)。
USB-Aは、1口(最大15W)。
左側には、シガーソケット1口(最大120W)。
合計6ポートです。
シガーソケットにUSB変換ソケットを接続することで、USBポートを増やすこともできます。
BLUETTI AC50Bのスゴい特徴まとめ
では、Bluetti AC50Bのいいな~と思う特徴を解説していきます。
– AIのバッテリーマネジメントシステム搭載により、待機電力が極めて少なくなりました。
– ポータブル電源、電源ONで放置すると、みるみる残量減っていくので、ありがたい仕様です。
– ソーラーパネル充電でパススルーできるようになりました。
– これめっちゃいいですね!バッテリーを経由しないので、バッテリーの劣化なしに、出力できます!
– Bluettiの拡張バッテリーB80を接続することで、本体を充電できます。
– これは、容量を拡張するのではなく、外部バッテリーとして、あくまで本体を充電します。
– インバーターや安全性を重視して、二重シェル構造で落下時の衝撃に強くなりました。
– 小型ポータブル電源は、アウトドアでハードに使うことが多いので、うっかり落としてしまう。こともあります。僕も、過去に数回、経験があります。
– 見た目に異常がなくても、内部がショートしてしまうこともあるので、嬉しい仕様です。
Bluettiは、どのメーカーよりも種類が豊富で、続々と新製品が発売されていて、細かい部分が日々改良されています!
特に、待機電力を減らしたり、安全性向上のために二重シェル構造や、ソーラーパネルからのパススルーなどは、嬉しいですね。
使用テスト
続いて、使用テストをしていきます。
AC出力テスト、実容量の計測、AC充電速度の計測、アプリでできることの順番でみていきます。
使用する家電
AC出力テストは、定格700Wと電力リフト1000W、それぞれで動かせる家電を確認していきます。
試す電化製品は、電気ケトル、IH調理器、ドライヤーです。
IH調理器とドライヤーは、出力を調整できるので、何段階まで動かせるのか?確認していきます。
電気ケトル
出力計測のため、AC出力ポートにスイッチボットプラグミニを経由しています。
まずは、電気ケトル
すぐにオーバーロードで止まってしまいました。
本体の液晶では、800W以上出ていましたね。
電力リフトをONにしたら、問題なく動きました!
IH調理器
続いて、IH調理器の5段階調整できるので、それぞれ動かせるのか確認していきます。
1〜3までは、定格出力で問題なく動きました。
続いて、1000Wの4、、、止まってしまいました。
電力リフトをONにして、スタート。
4が問題なく動いたので、マックスの1200Wの5、
1200Wでも止まることなく、動き続けました。
スゴいですね。正直、マックス1200Wの5は、止まると思っていたので、ビックリです。
ドライヤー
続いて、ドライヤーも試していきます。
このドライヤーは、風量と温度調整がそれぞれ3段階あります。
まずは、風量1.温度1.で動かします。
200W程度で問題なく動きます。
続いて、風量2.温度2.で動かします。
400W程度で問題なく動きます。
続いて、風量3.温度3で動かします。
最初は、800W程度で、止まるかと思いましたが、680W程度に落ち着き、動き続けました。
その後、ドライヤーの電源を切って、最初から風量と温度マックスで動かしたら、オーバーロードで止まってしまいました。
おそらく、徐々に強さを上げた場合、起動時の電力が低いため、継続的に動かせたと思います。
それにしても、このスペックで、ダイソンのドライヤー動かせるのは、スゴい。
AC出力の結果まとめ
結果をまとめました。
高出力な家電でも、電力リフトを使うことで、動かせることが分かりました。スゴいですね~
今回は、自宅で使っている家電を試しましたが、車載用やアウトドア用のミニ家電なら、出力も小さくなるので、定格出力でも問題なく動かせると思います。
家電の機種によって、出力が変わる為、上記の結果とは異なる場合があります。
AC急速充電テスト
では、ACで高速充電のテストをしていきます。
今回、AC出力テストをしたばかりの、内部温度が高くなっている不利な状況で、テストをしていきます。
25℃の環境下では最速、45分で、80%。70分で100%ですが、どうでしょうか。
45分で、75%まで充電できました。
68分で100%フル充電ができました。
ハードに使った直後なのに、充電速度、落ちずに、優秀ですね!
実容量の計測
100%まで充電できたので、続いて実容量の計測をします。
表示されている容量から、保護やロスを引いた実際に取り出すことができる実容量を測定していきます。
大体、実容量は80%前後が一般的です。
BLUETTIのAC180Tに450W程度で出力して、計測していきます。
計測器のスイッチボットプラグミニをハブにしています。
結果は、400Whで、約89%でした。ほぼ90%取り出すことができました。
容量が少ないクラス帯なので、取り出すことができる実容量が多いのは嬉しいですね!
アプリでできること
続いて、BLUETTIのアプリに繋いで、できることをみていきます。
Bluetoothで簡単に接続していきます。
トップページでは、バッテリーの残量、入出力の確認、DC・ACの電源ON・OFF、主電源のOFFなどが行えます。
設定画面では、充電モードの切り替え、電力リフトのON・OFF、ECOモード設定、画面スリープ時間の設定やバージョンの確認、周波数の切り替えができます。
シンプルで、無駄のない良い設計だと思います。
旧モデル(EB55)と比較
では、比較をしていきます。
まず、古いモデルのEB55と比較、その後にACシリーズと比較をしていきます。
EB55は古い機種ですが、当時は高スペックでとても人気のポータブル電源でした。
比較してみると、短期間で、かなり性能アップしてることが分かります。
サイクル数が約500回ほど増えて、容量は89Whほど減っています。
定格出力は同じ700W、AC50Bのみ電力リフトに対応で1000W。
AC充電は、EB55が最大200Wですが、デュアル充電、2ポートで最大400Wで充電できます。
デュアル充電、名前はカッコいいですが、実用的ではないですね。
充電速度も、AC50Bの方が圧倒的に速い。
ソーラー入力は、共に、最大200Wですね。
サイズは、合計サイズ24mmの差なので、ほぼ同じ、重量もほぼ同じです。
アプリは、AC50Bのみ対応です。
BluettiのACシリーズは、容量と比較して、出力が高い性能です。
これにより、短時間でも高出力を使いたい!アウトドアでの利用にぴったりです。
1000W程度の家電をキャンプで使いたいけど、容量1000Wh帯のポータブル電源は、デカ過ぎる、小型で出力が高いポータブル電源を探している方に、ベストだと思います。
続いて、出力ポートも比較していきます。
出力ポートだけでみると、AC50Bの方が、少なく劣っているように見えてしまいます。
しかし、ポートが多ければ良いという訳ではなく、容量や出力性能にあった最低限のポート数があれば良いと考えています。
現在は、USB-AよりUSB-C対応のデバイスなど増えてきたので、AC50Bの2口は嬉しいですね。またシガーソケットがあるので、USBに変換することも可能です。
ワイヤレス充電に関しては、EB55にしか搭載していませんが、移動中ズレで充電できないことが結構多かったので、ワイヤレス充電をしたい場合は、USBポートやACポートから、別で専用のワイヤレス充電器を買った方が、使いやすいと思います。
BLUETTI ACシリーズと比較(1000Wh以下の機種)
では、ACシリーズの1000Wh以下の3機種と比較をしていきます。
左から、
最小容量で計量コンパクトな「AC2A」、次に今回紹介している、片手で持てる高出力1000Wの「AC50B」、続いて、IP65防塵防水対応の「AC60」、そして、1000Wh以下で今特に人気の「AC70」を並べて比較していきます。
全てリン酸鉄、サイクル3000回、容量は、左からAC2Aが204Wh、AC50Bが448Wh、AC60が403Wh、AC70が768Whです。
AC60は、拡張バッテリーB80で容量を拡張できます。
定格出力は、AC2Aが300W、電力リフトで600W、AC50Bが定格700W、電力リフトで1000W、AC60が定格600W、電力リフトで1200W、AC70が定格1000W、電力リフトで2000Wです。
ACシリーズは、容量と比較して、出力が高いことが分かります!
続いて、AC充電性能は、4機全て高速で、1時間~1.5時間でフル充電できます。
AC充電スペックは、早くて当たり前になってきましたね。
ソーラー充電入力は、AC2A、AC50B、AC60が最大200W、AC70が最大500Wです。
容量とソーラー充電性能は、バランスが良いと思います。
サイズと重量は、左から右にかけて、大きくなっています。
AC50Bは、約7.5kgで、片手で持てるギリギリの範囲かなと思います。
一般的な小容量帯と比較すると、若干重量が重くなりますが、落下性能を上げるために二重シェル構造にしているため、安全を優先した設計になっています。
Bluettiは、IP65対応のポータブル電源を初め、安全設計をとても重視していると思います。
アプリは、全て対応していて、WiFiとBluetoothに対応しています。
通常価格とセール価格、費用対容量(コスパ)の比較
通常価格とセール時の価格をみていきます。
AC50B、通常価格59800円が発売初期の限定セールで39800円で、費用対容量88円で、かなりお買い得です。
4万円切って、出力1000W使えるのは、かなり嬉しいですね、、、
これなら、BLUETTIの200Wソーラーパネルと合わせても、8万円程度なので、良いセットだと思います。
ちなみに、費用対要領は、100円を切るとお買い得です。
メリットとデメリット
では、AC50Bのメリットとデメリットを解説していきます。
メリット
まずメリット
- リン酸鉄で、二重シェルにより落下性能に優れているので、安全性が非常に高い
- AI-BMSにより、待機電力が少ないこと
- 4万円を切る価格帯で、700W(電力リフトで1000W)はかなり高スペック
- ソーラーパネルのパススルーに対応しているので、200Wソーラーパネルとの組み合わせでバッテリー劣化を気にせずに、使うことができる
- メーカーの回収サービスがあるので、将来の廃棄時に安心。
AC50Bは、ムダを省いたシンプルな設計であり、需要を考えた最新スペック。
デメリット
続いて、デメリット
- 出力に対して容量が少ないので、700Wや電力リフト1000W程度の高出力は、長時間の利用ができません。
車中泊やキャンプなど、メインでデバイスの充電を使い、短時間の料理などで一時的に家電を使うのが向いていると思います。
- 500Wh以下は、特に容量がすぐになくなるので、ソーラーパネルを買わないと、容量不足で使い勝手が悪くなりがちです。
なので、200Wソーラーパネルとのセット購入がおすすめです。
BLUETTI AC50Bは、どんな方におすすめできるか?
続いて、AC50Bがどんな方におすすめできるのか?向いているのか?考えていきます。
また、ACシリーズそれぞれ、用途シーンも考えてみます。
AC50Bは、容量が小容量クラス帯に属します。このクラス帯は、日帰りから1泊程度のソロキャンプ、アウトドア全般に向いています。
出力が高いことで、このクラス帯では、実現できなかった、700W~1000W程度の家電を短時間動かすことができるので、家電を使った時短調理、電気ケトルでお湯を沸かすことも可能です。
200Wソーラーパネルがあると、容量をカバーできるので、これからの夏場、サーキュレーターなどを継続的に利用する電化製品がある場合でも、容量不足を補うことができます。
BLUETTI AC2Aは、どんな方におすすめできるか?
続いて、最小容量クラス帯に属する、AC2Aは、日帰りのアウトドアから、出先でパソコンやカメラなどを充電したい方などに向いています。
このクラス帯は、ポータブル電源で最も容量が少ないので、モバイルバッテリーの超大容量版的な立ち位置で考えると、無理に家電を利用せずに、うまく使うことができると思います。
モバイルバッテリーは、いまだに三元系リチウムイオン電池が一般的で、安全性に乏しいので、ポータブル電源の最小容量クラス帯を検討するのもアリかと思います。
ポケットに入るサイズではないので、その点だけ注視する必要があります。
BLUETTI AC60は、どんな方におすすめできるか?
続いて、IP65防塵防水対応のAC60は、シーンに合わせて容量を拡張して、その時その時で最適なセットアップで使いたい方におすすめです!
拡張バッテリーB80(806Wh)とセットでの運用が使いやすいです。最大2台、B80を接続できて、合計2015Whになるので、超大容量帯になります。
拡張せずに、初めから2000Wh帯を買った方が良さそうに思いますが、、、
2000Wh帯は、サイズが大きく、重量もびっくりするくらい重たいので、小分けにできるAC60、B80は、実用的で、使うシーンに合わせて、最適な容量に拡張できます。
例えば、春や秋のキャンプでは、AC60だけでコンパクトに使って、夏や冬場の、寒さ暑さ対策で家電を使いたい場合は、B80も追加して、容量を増量することもできます。
しかも、B80単体でも、シガーソケットとUBS出力できるので、拡張しなくても使える点もいいですよね。
BLUETTI AC70は、どんな方におすすめできるか?
最後に、AC70は、1000Wh以下で最も容量が多い中容量帯に属します。
このクラス帯で、定格1000W、電力リフト2000Wは、かなり珍しいです。
アウトドアで使うような家電は、ほとんど使うことができます。
複数人での連泊キャンプ、車中泊に向いています。
ソーラーパネル充電が最大500Wで、このクラス帯では、トップクラスです。
キャンピングカーのルーフにソーラーパネルをつけて、移動中も充電するようにすれば、1000Wh以下の容量でも、充電スペックが高いので、すぐに充電できます。
キャンプサイトでもソーラーパネルを展開することで、短時間でかなり効率的に充電できます。
セール情報:安く買えるの?
・・・
まとめ
以上で、Bluettiの最新AC50Bを徹底解説してきました。
旧モデルのEB55から、全面バージョンアップして、より幅広い使い方ができるようになったかなと思います。