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【レビュー】BLUETTI AC180Tポータブル電源と脱着式バッテリー SwapSolarシステムについて解説。

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YouTubeでもレビューしています。

ポータブル電源のコンシェルジュをしている菅原拓也です。

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最新「SwapSolar」について

遂に、着脱可能なリン酸鉄バッテリーがポータブル電源とポータブル冷蔵庫の両方で使うことができる革新的なセット「SwapSolar」がBLUETTIから発売されました。

近年、ポータブル電源はどんどん大容量化が進み、決してポータブルとは言いにくい、現状です。さらに、安全性とサイクル数に優れるリン酸鉄が一般化したことにより、重量も重くなっています。

拡張バッテリーで容量増量できるポータブル電源もありますが、結論、ポータブル電源のバッテリーだけ着脱できて、スペアを用意しておけば、省スペースで、バッテリーだけ入れ替えれば良いので、それほど重くなりません。しかも、太いコードも要らないです。

さらに、着脱可能なバッテリーが他の電化製品でも利用できたら、ポータブル電源本体が不要で、汎用性のあるスマートなバッテリーになると思います。

そんなポータブル電源の常識を変える、製品をBLUETTIが作りました。

今回は、SwapSolarのセット、ポータブル電源AC180TとMultiCooler(マルチクーラー)を紹介・検証していきます。

セットとは言いましたが、単体での購入も可能なので、用途シーンによって選んでみてください。

ポータブル電源AC180Tについて

まず、ポータブル電源AC180Tを見ていきます。

AC180Tは、BLUETTIの人気大容量モデルAC180にとても似ていますが、着脱可能なリン酸鉄バッテリーB70を搭載した新しいモデルで、容量も1152Whから1433.6Whに増量しています。

バッテリーは、上面から着脱可能で、容量716WhのB70を2つ搭載できます。

出力は定格1,800Wで電力リフトで2,700Wまで対応可能。

ポータブル電源が動作中でも、バッテリー1つを着脱できるホットスワップ方式で、家電への給電を止めずに、バッテリーを交換できます。

ちなみに、バッテリー1つ搭載時は、出力最大1,200Wまでとなります。

ホットスワップ方式は、利用シーンを考えた素晴らしい設計だと思います。

拡張バッテリー式のポータブル電源が増えていますが、スペースをとても食うので、自宅でオフグリッド的に使う場合はいいけど、アウトドアには不向きですよね。

拡張バッテリーを接続する為の、太いコードがとにかく邪魔なんですよね。

AC180Tなら、バッテリー単体はそれほど大きく重くないので、アウトドアに向いていて、スペアを1つ増やすだけで、合計容量2148Whになるので、超大容量帯に並びます。

しかも、そのバッテリー1つをマルチクーラーに搭載することで、ポータブル電源なしでも、3日程度、冷却ができます。

マルチクーラーについて

このマルチクーラーは、冷蔵・冷凍・製氷機能を持つ、内容量40Lのポータブル冷蔵庫です。

冷蔵庫の温度設定は、-20℃〜20℃まで幅広く、騒音レベルは冷蔵時30dB、冷凍時40dBで、とても静かです。

庫内の温度30℃〜0℃まで、わずか15分で冷却できるので、例えば、スーパーの駐車場に着いたら、冷却を始めて、買い物を済ませたら、最適な温度になっているので、日常使いからアウトドアでも、あると、とても便利です。

特に夏場は、食材痛みやすいので、車に積んでおいてもいいかもしれません。

別メーカーさんからも、製氷器付きポータブル冷蔵庫は発売されていますが、決定的に違う点があります。

着脱式バッテリーの汎用性が高く、ポータブル電源にも搭載することができ、さらに、安全性とサイクル寿命に優れるリン酸鉄バッテリーが大容量な716Whなことです。

ポータブル電源は、リン酸鉄が当たり前になってきていますが、ポータブル冷蔵庫はまだ三元系が一般的です。三元系は、バッテリー密度に優れていることから、小型軽量化できますが、安全性と寿命の面で不安があり、短命で発火の危険性があります。

昨年、別メーカーのポータブル冷蔵庫に着脱可能な三元系バッテリーがリコール対象になっています。

車中泊キャンプなどのアウトドアや防災停電対策として、高いお金で買ったポータブル電源やポータブル冷蔵庫が発火したら、めちゃくちゃ怖いですよね。

別動画で、ポータブル電源の火災事故についてまとめていますが、三元系バッテリーを搭載している電化製品全てに言えることなので、リン酸鉄バッテリーを搭載している機種を選びましょう。(ここまで4分くらい)

実際に使ってみる(検証)

では、実際に使ってみたいと思います。

バッテリーを2つ搭載しているときの出力性能は、AC180と同じ、1,800W、電力リフトで2,700Wなので、一般的な家庭用の電化製品が問題なく利用できます。

例えば、この電気ケトルでお湯を沸かしながら、同時にトースターでパンを焼くこともできます。これで、朝食のパンとコーヒーを時短で作ることも可能です。

時間をずらさなくて済むので、コーヒーやパンが冷えずに済みます。

続いて、バッテリー1つの場合は、1,200Wなので、高出力な家電を同時に2台動かすことはできません。

バッテリーを3つ持っていれば、マルチクーラーに1つ、ポータブル電源に2つ、常時搭載して、ポータブル電源を最大限活かした使い方ができます。

今回は、バッテリーが2つしかないので、それぞれに1つづつ搭載した状態で使っていきます。

先ほど、買ってきた食材をマルチクーラーで冷却していますので、IHを使って調理をしたいと思います。今回は、みたらし団子に肉を巻いて焼いていきます。お酒はイェーガーマイスターの炭酸割りで、氷は、マルチクーラーの製氷器で作っていきます。

まず、IH対応のホットサンドメーカーで調理していきます。ホットサンドメーカーを使う理由は、車中泊時、車内で利用する場合が多く、油の跳ねを防ぐために、使っています。これIHも直火もOKなので、とてもおすすめです。

まずは、みたらし団子にチーズを巻き、肉を巻いていきます。コレめちゃくちゃ美味いんですよね、、、

続いて、製氷機で氷を作っていきます。まず、水を入れて、アプリ側で設定をします。

ドイツでは、体調を整える為によく飲まれているポピュラーなお酒です。

ここ数年、こればかり飲んでます。

お湯割りでもいいんですが、製氷機の氷を使ってみたかったので、炭酸割りにしました。

製氷機って正直、要らないんじゃないか?と思っていたんですが、欲しい時に欲しいだけ作れるので、スーパーやコンビニで買った氷が足りなくなって、また買いに行ったり、逆に余ってしまう無駄がなくなります。

買った氷を保冷する為に、ポータブル冷蔵庫の庫内を独占しなくて済むのもいいですよね。

IHなどの高出力家電を使わず、カセットコンロで調理する場合は、AC180Tのような大容量、高出力なポータブル電源は不要なので、マルチクーラーとバッテリーB70だけで、2泊3日の車中泊キャンプでも利用できます。

その場合は、小容量〜中容量のポータブル電源でも問題ないですね。

マルチクーラーは、ACやシーガーソケットからも給電できますし、ソーラーは200Wまでの入力に対応しているので、単体でもさまざまな充電方法があるので使いやすいです。

ちなみに、AC180Tは、バッテリーB70を2つ搭載しているときは、AC充電、1440Wで約70分で充電でき、バッテリー1つの場合は、850Wで1.5時間でフル充電できます。

ソーラーは最大500Wなので、マルチクーラーに搭載したバッテリーを200Wソーラーで充電するよりも、効率的に充電ができます。

僕は、現在中古バンを車中泊仕様にDIYしていて、マルチクーラーをここに設置して、AC180Tをここに設置する予定です。

ルーフに440Wソーラーパネルを設置して、AC180Tにソーラー充電を繋ぎ、日中、移動中も充電できるようします。

マルチクーラーはバッテリー1つ搭載して3日間稼働させる予定です。

同時に、高出力家電を利用することは、ほとんどない為、AC180TにはバッテリーB70を1つ、マルチクーラーに1つで使っていこうと思います。

車中泊キャンプだけでなく、防災対策としても、この車とSwapSolarのシステムの組み合わせは、活かせると思います。

ライバル機種と比較

マルチクーラーと同様、製氷機付き・着脱式のEcoFlow GLACIERと比較していきます。

MultiCooler GLACIER バッテリー リン酸鉄 三元系 バッテリー容量 716Wh 298Wh 稼働時間 3Day 40Hours 汎用性 AC180T – 内容量 40L 38L 缶 65本 60本 室数 1室 1 or 2室 出力 USB-A 18W USB-C 100W USB-C 100W 騒音 45dB 52dB サイズ(mm) 710×420×475 776×385×445 重量 24kg 23.3kg

以前、EcoFlow GLACIERも動画でレビューをしていて、実機を持っているので、実際に両方とも使ってみた感想・比較をしていきます。

まず、バッテリー素材は、マルチクーラーがリン酸鉄で、安全性とサイクル寿命に優れています。三元系のGLACIERは、バッテリーだけで見ると不利になります。

続いて、バッテリー容量は、マルチクーラーが716WhでGLACIERの倍以上あり、稼働時間も圧倒的に長いことが分かります。

汎用性については、マルチクーラーのバッテリーB70は、AC180Tでも利用可能。GLACIERは、脱着はできるものの、EcoFlowのポータブル電源に搭載することはできません。

続いて、内容量はマルチクーラーが40L、GLACIERが38L、缶5本分差があります。

室数は、マルチクーラーが1室で、GLACIERは、中央のセパレーターを脱着することで、1室と2室を自由にカスタマイズできます。冷蔵と冷凍に分けて使いたい方は、GLACIERがおすすめです。

出力について、マルチクーラーは、USB-A 18WとUSB-C 100Wの2口あります。GLACIERは、USB-C 100Wの1口のみ。バッテリー容量にも差があるので、スマホやパソコン、その他の充電機器を容量を気にせずに充電したい場合は、マルチクーラーが優れています。

動作音は、マルチクーラーの方が小さい。

サイズや重量は、大きな差はありません。

以上のことから、マルチクーラーの方が、発売が遅いので、当然GLACIERを意識して、改良している点が多くみられます。

GLACIERを1ヶ月ほど、バンライフで使っていましたが、2室あるメリットは大きく感じました。しかし、バッテリー容量が少ない為、常にポータブル電源やシーガーソケットで充電しながら使っていました。決定的な欠点があって、製氷機部分を開け閉めした時の水滴が、バッテリーの着脱部分に垂れるので、とても心配でしたね、、、

マルチクーラーだと、バッテリーの心配がなくなるのは、とても大きなメリットだと感じますし、リン酸鉄なので、これからの暑い時期のアウトドアでも安心して利用できます。

SwapSolarのメリットとデメリット

では、SwapSolar、ポータブル電源AC180Tとポータブル冷蔵庫MlutiCoolerのメリットとデメリットを解説します。

まずはメリット

ポータブル電源AC180T単体だけでみても、着脱式バッテリーB70のメリットは大きく感じました。拡張バッテリータイプだと、上に積むのと、太いコードが横に飛び出るので、スペースが必要になります。しかし、着脱式バッテリーは、拡張バッテリーよりも小型で、コードが必要ない為、非常にスマートです。

着脱式バッテリーB70の汎用性があること。今後、ポータブルエアコンなどにも搭載できたら、尚良い。期待しています。

マルチクーラーは、バッテリーB70、1つだけで3日持つので、金曜の夜から2泊3日の車中泊キャンプで充電せずに稼働できるのは凄い。

デメリット

着脱式バッテリーB70は、AC180Tかマルチクーラーに装着した状態じゃないと充電できない。単体でも充電できたら、尚よかった。

着脱式バッテリーB70が大きいので、マルチクーラーの外寸に比べて、冷蔵庫内の容量が小さい

製氷機を使わない場合は、無駄な機能になってしまうので、製氷機能なしで2室付きなどバリエーションが出たら嬉しい。

まとめ

以上で、ポータブル電源AC180Tとポータブル冷蔵庫マルチクーラーのセットSwapSolarを紹介してきました。

それぞれ単体でも、優れているので、単体で購入しても良いですし、ポータブル電源は既に持っていて、ポータブル冷蔵庫を探している方は、マルチクーラーだけ買うのも良いと思います。

着脱式バッテリーB70があれば、3日稼働するので、ポータブル電源の電力削減になります。アウトドアだけでなく、防災停電対策にも向いています。

また、ポータブル電源AC180Tだけでも、申し分ない最新スペックなので、大容量帯のポータブル電源を探しているという方におすすめできます。

ホットスワップ方式なので、ポータブル電源を稼働したまま、バッテリーB70を着脱できるので、スペアを充電しておけば、容量を無限に増やすことができてしまいます。

僕は、今作っている車にマルチクーラーを乗せて、車中泊旅をするので、1ヶ月ほど使った時に改めてレビューしようと思います。

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